輸出依頼について

取扱商品の中で、中国市場でも通用する強みのある商品は何かをもとに、輸出する製品を決めていきます。同時に中国側で許可・申請の対象品目か、あるいは法定検査が必要かなども確認します。

取引交渉：

商品価格、決済方法・時期、品質・数量、輸送方法と引渡時期、梱包条件、検査方法・時期、アフターサービス、トラブル時の対応等、売買の諸条件を取り決めます。
国内取引と違い、長い距離の輸送が必要なため、輸送途中に商品が失われたりトラブルがあった際の責任分担、つまり商品の引渡し場所や保険付など、いわゆる貿易取引条件についても取り決めることが必要です。

契約締結：

上記の交渉内容で合意が成立したら、契約書を作成します。

海貨（通関）業者を通じて、船舶予約など輸送手段を確保します。また、輸送中の事故などに備えるために、保険手続きを行います。準備が整ったら通関のための保税地域へ貨物を搬入します。

契約条件によって異なる場合もありますが、通常は輸出者側で輸出通関、積込の手続きを行います。国境輸送の後、輸入通関手続きを輸入者側で行います。

輸入者は代金を支払い、貨物を引き取ります。ただし、決済のタイミングは契約条件によって異なります（前払い、L/C決済、後払い等）